皆さんは、花を見て何を思うでしょうか。
季節の巡り、いのちの巡り。
幾度も繰り返す草木の強かな美しさにはとても感銘を受けます。
万物は様々な要素が相互に作用し合い、循環しながらバランスを取り、変化しています。
自然界を司る「陰と陽」、そして「木・火・土・金・水」。
古来より日本の風習やしきたりの根底にある陰陽五行の思想ですが、
我々は、循環の象徴たる「花」を陰陽五行のもうひとつ要素として捉えています。
木花土金水
花を手に取ることがあなたに与える作用
花を贈ることが誰かに与える作用
この世界の循環の中で、
FÅは、「花」を通して、人との巡り、循環の起点となる場を創り、
「花」を起点に生まれる新たな邂逅(巡りあい)の可能性を追求したいと考えています。
Fは「flower」、Aは「architect」の頭文字。
資材置き場として使われていた古い倉庫を
フラワーショップとカフェが融合した空間に再生建築しました。
Åはオングストローム=0.1㎚という、とても小さな単位。
空間やプロダクトにおける細部までのこだわりの意を込めました。
天然鞍馬石でしつらえた迫力あるディスプレイは、和室の床の間に見立てています。
雑多な倉庫のイメージと、凛とした和空間が混在することで生まれる違和感に
趣を感じ、花を選ぶ空間とその時間を楽しんでいただければ幸いです。
FÅでは主に季節に合わせた生花を扱っています。
生花ならではの瑞々しさ、そして旬の期間だけの貴重さがあるからこそ、
その時の感情や思い出と強く結びついてくれるはず。
花を綺麗だと慈しむ時間と心の余白。
そんな余白を持つことで自分に起きている変化や季節の変化に気づくことができ、
日々の細微な出来事にも感動することができるものだと思います。
手に取る花が、あなたの日常を豊かに彩る存在となりますように。
オーダーは、公式LINEもしくは店頭にて受け付けております。
食べることは生きること、生きることは回ること。
細胞は常に代謝しており、水、食べ物、呼吸と共に、身体は絶え間なく循環しています。
いかに無駄なく負担なくこの循環を回すかという視点で、美と健康に繋がる食を考えたとき、
「発酵」(fermentation)に辿り着きました。
dining cafe FÅ/mentでは、
日本の食文化に通底している「糀」を使った料理を提供しております。
腸は第二の脳ともいわれ、身体の気の循環を促進させる重要な役割を担う臓器ですが、
酵素やビタミン類を豊富に含む発酵料理は、胃腸に負担をかけずにしっかりと栄養を摂ることに長けています。
また、身土不二「身と土、二つにあらず」といって、
その土地のものを食べ生活をするのが良いという考え方があります。
京野菜などの地元食材をふんだんに使うことで、京に在ることを、食を通して実感していただければと思います。
目にも口にも身体にも美味しいと感じる空間と料理をお楽しみください。
店舗の二階は、降り注ぐ自然光や雨に、自然を感じられる広々としたアトリエです。
季節に合わせた花を用いたワークショップを不定期に開催しています。
撮影、ギャラリー、イベント、ポップアップスペース等、様々な用途にご利用いただけます。